物語は終わらない
2014.5.3〜2015.10.21
それは始まった瞬間から覚悟していたことだけど、やっぱりその日を迎えると寂しくて
たくさんの素敵な夢を見させてもらった感謝の気持ちも込めて、世界中で一番素敵なユニットのこと、元太くんのことを書きます。
ユニットは自分にとってひとつの目標だったから、その目標がようやく叶った。
Sexy松が初めて雑誌で対談をした時の、元太くんの言葉。
私には「ようやく」という言葉がとっても重みがあって、そしてとっても嬉しくて。
あ、元太くんの夢のひとつが今叶ったんだって、それは全然当たり前のことではなくてとても大きなことだったし、まさに夢のような舞台へのスタート地点は信じられないほどキラキラ輝いていて。
初めてのこの対談には真っ直ぐすぎる彼らの熱意があふれていて、短いけれど私の中でずっと大切にしていきたいと思える純粋で強くて勢いのある想いで埋め尽くされていました。
大好きなやりとりをそのまま抜粋したいと思います。
松島「オレもこの3人で組めてうれしいよ。Sexyファミリーが増えるってことだし、オレはSexy Zoneの一員としても活躍するし、まつくとゲンゲンもこれをきっかけに、どんどん活躍の場が増えればいいなって思ってるし。」
松倉「お〜ありがとう!オレらふたりは、聡にくらいつく!」
松田「そう!家系図みたいなのを書くとすると、オレらSexy松をはじめ、いろんなSexyファミリーの上をたどっていくと、トップにはSexy Zone様がいるわけですよ!その家系図をどんどん立派で重みのあるものにできるようがんばろう!」
松倉「まさしくそれ!とりあえずは、オレらは聡の背中を見て、必死に追いつきたいな・・・と」
松島「おぉ〜うれしいこと言ってくれるなぁ。じゃあオレは、少しでもみんなで成長できるよう、いつまでも背中を見せられるようダッシュしなきゃ!追い抜かれちゃダメだよね(笑)」
松倉「いやいや、オレらも追いつけるようにがんばるからね。そして追いついた日には、今度は背中をグイグイ押し合って、どんどん先に進もうぜ!」
当たり前のことかもしれないけど、聡ちゃんはまず第一にSexy Zoneであるということを3人がしっかりと意識していて、デビューしているメンバーを交えてその中で自分たちはあくまでJr.という立場であるということも松松のふたりは強調していて。
聡ちゃんという同じユニットのメンバーのことを、「同じ土台の上に立つ」ではなく、そこにはしっかりと一線が設けられていて、純粋にすごいなぁって思いました。応援してる私の方ときたら、むしろその境界線が曖昧になってしまって浮かれいて。
そんな風に最初から、聡ちゃんはSexy Zoneにいつか必ず戻っていく。ずっとこの3人が「ユニット」として存続していくことはないという前提条件のもとに、元太くんの夢であった初めての「ユニット」が始まって。当時は”初めて”というところにばかり目がいって、ただただSexy松というユニット単体でしか見ることができなかったなぁと。
Sexy松はすごくすごく愛されたユニットだったし、私自身も本当に3人が大好きだったし、パフォーマンスはみるみるうちに進化していくし、お互いがお互いを刺激し合いながら、毎回毎回びっくりするほど3人がおおきくなっていくし。
ずっと続いて欲しいと思わないほうが無理でした。
そして元太くんの口からも、そうしてSexy松というユニットの一員として活動していくなかでいろんな成長や気持ちの変化があったという言葉が聞けたのがとにかく嬉しかった。
Sexy松ができて、夏に「ガムシャラSexy夏祭り」にメーンで立たせていただいて、先頭に立ってやりきる気持ちを経験できた去年。いっぱいキラキラが付いた衣装が着られたことがすっごいうれしかった!それに責任感が芽生えましたね。先輩にいろんなことを教えてもらってきて、それを後輩に伝えなきゃって感じたりしてるんです。指示を出すこととかも増えたし、仕事に”生きがい”っていうのかな、”仕事してるな”っていう感覚が強くなりました。(TVfan Next Stars Johnnys Jr. 第13弾より)
Sexy松としての活動は、夢を叶えただけでなく、元太くんが次のステップを踏んでいてお仕事を”生きがい”とまで表現していて。
単にかわいくてかっこよくて大好き!!!と飛び跳ねながら応援していた私とは比べものにならないくらい、元太くん自身が強い想いを持って責任や覚悟も感じていてとにかくかっこよくてたまらない言葉でした。
Jクリエでの聡ちゃんがさらっと口にした「今回Sexy松としてやってますけど、Sexy Zoneとして座長としてやらせてもらってて」という一言にハッとさせられるくらい、私はSexy Zoneの松島聡くんではなく、完全にSexy松の松島聡くんを見ていました。
それは自分ではそう認識してるっていう意識は全然なかったし、むしろそう思わないようにしようとまで思っていたのにもかかわらず、無意識のうちにわたしの聡ちゃんに対するベクトルは向こう側ではなくこちら側に向いていました。そうじゃないと思いつつも、やっぱり今目の前にあるわたしの大好きな3人のステージをどうしても否定することは出来なかったから。すごくそこの線引きが、わたしにとって難しかったです。
Sexy松としてデビューするなんてことは絶対にないって潜在的に自分でも思っていたのに、いざ3人を見たらこの最強の三本松がこれからもっともっとたくさんの人に知られないなんてありえない!!!!!とも思っていたりもして。
きっといつかなくなるっていう前提条件に少しだけ目を瞑りながら、その時々の理想や夢を膨らませていたんだなぁと思うし、それがとっても楽しかったしそれでいいと思っていました。今あるその状況を先のことはともかくとして、無心に楽しむことがSexy松を応援する上でのわたしにとっての最低条件であり最高条件だったような気がします。
Sexy松として活動している間も、元太くんが夢について語る機会もあったけど、そこには絶対「Sexy松」という言葉は出てこなくて。
「いつかグループを組んでデビューしたい」
公式ユニットに所属していながら、それとこれとは話が別とでも言うかのようにさっぱりと語っていて。元太くん自身は常に先のこと、つまり近いうちに必ず終わりがくるという未来を見据えていたんだなぁと感じさせられて。それは本当に当然のことで分かってはいるのに、なんでちょっとだけ切ない気持ちにならなきゃいけなかったんだろう・・・・そんなことを思ったりもしました。
元太くんの夢が叶った場所は元太くんの夢を語る場所ではない。
勝手にそんな複雑な想いをそこに感じてしまっていたけど、きっと本人はずっとずっと冷静にこのことを捉えていたんだなぁと感じさせられたのが、Sexy松のジャニカジの記事での元太くんの言葉でした。
僕ら3人は奇跡の”松”トリオ。この3人で何かできたらいいな、とも思います。青春ドラマとかやってもいいですよね。でも、聡くんにはSexy Zoneという大事なお仕事もあるので、僕はそのサポートができたらいいなと思っています。 (女性自身7月7・14日合併号 ジャニカジインタビュー記事より)
始まった時から、きっとこの想いはずっと変わることなく元太くんの中にあったんだと思います。それも当たり前のこととして。
ファンの立場の私がついつい忘れがちだった、Sexy松の前提条件。夢だったユニットの本来のあるべき立ち位置をしっかりと認識して、そうしてずっと「サポート」という想いを持ち続けていたということに胸を打たれました。
ひとつひとつのお仕事や自分の境遇にしっかりと向き合っていく元太くんのお仕事に対する姿勢や、真っ直ぐで意志のある言葉にいつも支えられてるなぁと思ったし、ファンでいる限りこれからもそんな元太くん自身の言葉そのものだけを信じていきたいと強く思いました。
メインの公演として去年の夏のガムシャラSexy夏祭り、3人として特別出演をした今年初めのガムシャラ祭、そして今年の春のクリエ、ガムシャラのCS放送や、少年倶楽部で名前テロップの上にくっついた「Sexy松」という正式なユニット名。そのSexy松を背負って舞台に立った3人の姿は、たくさんの人に愛されて輝いて。
過去になってしまったかもしれないけど、確かにそこにあった夢の舞台。
マリウスとのステージやSexy松のライブをやっていくうちに、今は自信がつきました。それが僕のなかの大きな変化かな。 (10/20発売女性自身 ジャニカジEXTRAより)
聡ちゃんのこの言葉にすごくすごく胸がいっぱいになりました。
「聡くんの大事なお仕事のサポートをしたい」そう話してくれた元太くんの想いが、今のSexy Zoneとしての聡ちゃんの自信につながっているのだとしたら、Sexy松がユニットとして活動した1年半は、次の大きなステージへのエンジンとなってSexy Zoneの聡ちゃんをもっと強くて素敵なものにしてくれるんじゃないかなと思ったし、もっともっとSexy Zoneの聡ちゃんのことを応援したいと思わせてくれる、そしてそれを通じてジャニーズJr.の元太くんを今まで以上に応援していきたいと思わせてくれたホッと息をつけるような、そんなすごく安心した言葉でした。
元太くんの夢が叶った場所は元太くんの夢を語る場所ではない。
そう思い続けてきた胸のつっかえが、今少し外れたような気がします。
夏が終わってから、どうしてもゆらゆらと行き場をなくしていた気持ちが聡ちゃんのジャニカジの言葉を見てポンと落ち着いて、これからもっともっとステージでいっぱい輝く元太くんをみたい!応援したい!!という気持ちになれました。
やっぱり何事もなかったかのように終わってしまったんだな〜と考えるとすっごくすっごく寂しいけど、だからと言って悔やんだり夢のような1年半のことを振り返って虚しくなったりという感情は全然なくて。
むしろ、元太くんの次の夢の舞台を早くみたいという気持ちでいっぱいです。
「 諦めない君がいれば どんな時もチャンスはある 物語は終わらない Never ending story 夢は続いてく」
大好きな大好きなSexy松メドレーの一曲目。
まっすぐで勢いがあって、素敵な物語のプロローグ。
終わりじゃなくて始まりになりますように。