Jr.担のジャニオタが地下アイドルの現場に連行された話
ひょんなことから某地下アイドルの現場に連れて行かれ、新しい世界を知った高揚感と勢いでブログをしたためている次第なのですが、アイドルオタクとしてまだまだとても狭い世界に生きていたなと痛感した、この大変に貴重な経験はしっかり文字に起こしておきたいので自分用の記録として。
事の発端は仲良しのジャニオタ(正確に言えば地下の世界へ行ってしまった元ジャニオタ)からの突然の「地下の現場に着いてきてほしいんだけど・・」という、本当に突然なんやねんなお誘いでした。
よくよく事情を聞けば、週末にある地下ドルの現場に新規(※ここではジャニオタ的"新規"つまり降りてきたてのオタクおよびオタクなりたてのオタクを意味する"新規"ではなく"現場へ初めて来た人"を指す)を連れて行くと、ライブ会場へ優先的に入場が出来るというシステムがあるらしく。
ジャニオタ的に言えば、EXの整理番号1000番台が来てオワタけど非オタの友達引き連れて行くと整理番号1番のジャニオタ1人よりも先に入れちゃうよ⭐︎という乱闘騒ぎ待ったなしレベルの恐るべき制度が導入されている模様。
入場してくれるだけでいいから!ランチおごるから!と食で釣られた(わけではない)私は、日頃の恩返し(主にというかフルで元太くんの現場の申し込みを毎度手伝ってもらっている感謝の気持ちを込めて)と思い、都内某所の雑居ビルへ足を運びました。
会場である某雑居ビルに到着するとまず、新規の私用の当日券を購入するためにエレベーターで会場のあるフロアへ。
エレベーターの扉が開くと、なんともないこじんまりとしたフロアの隅に机に座ったお姉さんが待ち構えていて、手慣れた様子の友人が「新規1枚、って久しぶりだね!」と仲睦まじく机に座っているスタッフのお姉さんと話し始め、
ジャニオタの私「?!?!なんていうかそういう感じ??!?」
お姉さん「久しぶり〜!じゃなくて500円ある?」
・・どうやら、お釣りが不足していたらしい。
ちなみに私のような新規は500円でライブが見れる&ワンドリンク&チェキ券が付いてくるというスーパーコスパしかも入場は最優先というアルティメットコスパな待遇を受けられる。
簡単に言えば、非ジャニオタが初めてEX行くとチケット代は半額だし、事前にチケット確保してなかったのに整理番号一桁のめちゃくちゃ強そうなお姉さん達よりも先に入場して最前を確保出来るかつ、無条件にめちゃくちゃ神対応ファンサがもらえるという保証付きみたいなもんだと思うと、もうひとつひとつがジャニオタ的に太字特大フォントで「まじでか」という事案ばかりだった(超ド級のカルチャーショック)
と、あれよあれよと私のチケットが用意されてぼけっとしていたら、
お姉さん「おめあては?」
わたし「へ?」
友人「あ、⚪︎⚪︎で」
チケットを買う時点で、お目当てを申告すると今回のチケット代は直接的にお目当てのATMへ入金されるシステム(つまり指定したメンバーにバックが入る)
と、いうことは・・・・・・・・
チケットが当選した時点で、「松田元太くん」と指定をすると、わたしがゆうちょ口座で支払ったチケット代がダイレクトに元太くんへ流れていくというジャニオタ's スペシャルドリームみたいなこと!?!?!??!!ジャニーズにもそれ導入できませんかできませんね!!!!!!!!!!
自担に直接お小遣いを投資出来る実感を、フォトを買うことでしか満たせない(しかもフォトが出る機会すらまじで少ない)Jr.担からすると本当に夢のような世界だった・・・
友人は前売りのチケット(それは当然のようにジャニオタが大嫌いなQRコード)、新規の私は腕にバンドを着けさせられ(しかもライブ中にメンバーから新規だということがすぐわかるように暗闇でめちゃくちゃ発光する仕様)、入場が始まると、
スタッフのお姉さん「新規の方はこちらです〜はい並んでください〜」
(ジャニオタ脳的に新規の方という響きがどこかゾクッとする)
そして、めちゃくちゃ早番で会場へ入場すると、本当にワンフロアの"部屋"規模の箱で前方に数列の座席、その後ろはスタンディング、床より一段高いくらいのステージ。
っていうか
せっっっっっっっっっっっっっま(震)
もう怖いくらいの距離感で普通にビビるし、文化祭かな?という。
いつだったか神宮寺くんが「コンビニ感覚で」とキャパ600のクリエに足を運べと言っていたけれど、ハードル的にも価格的にもなんなら敷地面積的にもほんまもんのコンビニ感は物理的に感じたけど、精神的には当たり前に全然コンビニではないやっぱり神宮寺くん、君の言うコンビニ感覚は本当にいろんな意味でいろんなことが違うと思うわたし☺️
ちなみに入場を待っている間も、入場してからも、私の友人は会う人会う人とお友達で、やっぱりここは文化祭なのかな?隣のクラスのお友達かな?くらいの世界の狭さ。
ドキドキして座席で縮こまるワイ(※ジャニオタ歴10年戦士)
中学生の頃に初めて友達と現場に行った時、金髪ミニスカの10センチピンヒール履いてるめちゃくちゃ強そうなお姉様達にびびって団扇が入ったトートバッグをお腹の前で抱えてキョロキョロしてた当時を思い出しました、ジャニオタ初心忘るべからず。
ビクビクしていたら、友人からキンブレという名の武器を与えられ、会場が真っ暗になってライブが始まりました・・(やっとこの感じは知ってる)
3つのグループの合同ライブで、グループごとに4曲くらいと軽いMCを挟んで計2時間弱、なんとなくユニット合同のクリエ的な雰囲気を感じる。
〜公演中〜
・推しのソロパートでメンカラのキンブレを頭の上にあげて振る(鉄則)
・キンブレは大方片手に二本持ち
・ソロパートの前に「⚪︎⚪︎のターン!!」←コール
・全然これは「元太のターン!!」ってやりたすぎるやろのターン!!
・いわゆるガチ恋口上とやら
・「すきすきだいすきやっぱ好き!やっと見つけた王子様!」
・すごい(すごい)
・「⚪︎⚪︎はかわいいよ!」ってメンバーひとりひとりに言ってあげる時間がある
・永遠に「げんちゃんはかわいいよ!」無限ループ=やりたい
・自己紹介のC&Rはもう流れ作業化しすぎててとてもじゃないけど新規には追いつけない
・「僕が喋ったら⚪︎⚪︎って言ってください◻︎◻︎の××は〜?(早口)」
・わたし「えっなんて?」
・アイドルもオタクもなんて言ってるか6割聞き取れなかったしタイミングも独特
・語尾上がったり下がったり伸ばしたり伸ばさなかったり
・馴染めなさが異常
・MCでアイドル本人から「初めて来た人〜なんでこんなところ連れてこられちゃったんだろう?って思ってるよね」と気を遣われる
・曲中にいわゆる"レス"がガンガンくる
・レス=ジャニオタでいう曲中ファンサ
・「君に」とかハート作る振り付けを特定のオタクに向けてするのがあの規模のキャパで行われる
・誰にやってるか全部わかる
・もう本当に全部わかる
・よく血の海にならないなと思う
・本人たちも、おたくに対して友達が見にきてる的なリアクション(歌いながら「あ!やっほ〜!」的なアイコンタクト)をしょっちゅうしてる
・手振るとかそういうのはもうカウントには入らない
・ハートも指差しもアイコンタクトも死ぬほど飛んでくる
・よく血の海にならないなと思う(二度目)
・やっぱり文化祭なのかもしれない
・曲が良い
・ちょこちょこジャニーズみを感じるサウンド
・勝つんだWINみたいなのとMFTPみたいなのとアメェイジィンみたいなのはあった
・普通にダンスが上手い
・普通にトークも面白い
・結果ライブとして楽しいという着地点
めちゃくちゃ早番で入らせていただいたおかげで、めちゃくちゃ前列だし、新規なのにガンガンレスきてジャニオタのワイ度肝抜かれすぎてやばい(やばい)
とにかく、あ、これはアカンやつやということだけはもう超、超ワカル
そしてジャニオタが流れていくのも超、超、超ワカル
てな感じであっという間にライブが終わって、ジャニオタだからそのまま荷物をまとめて規制退場でないな、お疲れっした!!!!と颯爽と会場を後にしようとしたら、そこから始まるのが噂のチェキ会とやら(本題)
CDを1枚買う(予約するという形でその場でお金を払う)(もちろん推しを指定するのでちゃんとお金が入る)と、1回チェキが取れるチェキ券がもらえる。
新規のわたしはなんとこのチェキ券が無料で入場と同時についてきたので、せっかくなので撮っていこうということになった(というか撮りなよとなる)(まぁそうだよね)
先ほどまで歌って踊っていたアイドル達がTシャツ姿で徐にステージに現れるも
、「キャー」とかはない、というか地下アイドルの世界には「キャー」がない。し、みんなチェキ券買ってるので別にアイドルがでてきただけで「キャー」はない、そりゃそうだ、今からアイドルとチェキ撮るんだから出てきただけで「キャー」なんて言ってたら終始威嚇したニホンザルになる。
アンコールでTシャツ着てくるジャニーズに「キャー」となるジャニオタとして、地味にカルチャーの違いを見せつけられた場面でした。
そして、ここでも新規はめちゃくちゃ優遇されるので、並ばなくても始めの方にチェキを撮らせてもらえる、なんならアイドル本人が「新規のひとー!」って呼んでくれる(ザワっ)
しかもチェキ会とやらは、ただチェキを撮るんじゃなくて普通に友達かのようなテンションでお喋りすることが出来る。
ハイタッチするだけでものすごい勢いで剥がされて自担とのコンマ単位のふれあいに命をかけるジャニオタとしてはとんでもないイベントである。
わたしはかなり不純な動機で過去に某松竹座でアイドルをしていたアイドル(察し)とチェキを撮らせていただくことにしたのだけど、わたしの西の推しの話をぶっこんだらめちゃくちゃ普通に話が軽く盛り上がって、これどのタイミングでチェキを撮るんや・・と思っていたら「あ、🙆(←前触れもなくこのポーズをされる)」「??🙆(真似をしてみる)」「ちゃうちゃう、Jr.に〜?」「!??!きゅうっ!??!」って、二人でJr.にQのポーズをするっていう最高に面白いチェキを撮らせていただきました。
と、オチとして申し分ない感じでわたしの初めての地下アイドル現場が幕を閉じた訳なのだけど、結果、
めちゃくちゃ楽しかった(小並感想)
正直、割と偏見あったし、地下にのめり込む友人たちを見てきた身として、冗談でも足を突っ込む場所ではないと思っていたのだけど、終わってみたら普通に現場として楽しくて、生物学的に近くでアイドルを見るということに高揚感を覚える生命体としてこの世に生を受けた身のわたしが楽しくないはずはなかったのであった 〜完〜
という感じでした。
ただ、果たしてここにハマるのかというと、割とそれは違った、みたいな理性を確認出来て安心感すら覚えたというとても有意義な1日でもありました(?)
とにかく本当に貴重な体験をさせていただいたし、また知らない世界を知ることが出来たから、終わってから友人に「メモを持ってくればよかった・・」って言ったら超笑われました。これからも好奇心を持ちながら日々勉強をモットーにオタクをしていきたい所存です。
最後に一言言わせてください。
元太くん!ジャニーズでいてね!!!!