何気ない今日と云う日

偶然あの日出逢い恋に落ちたよ

願い叶える次のステップへ

あっという間に一週間が経ってしまった。

9月29日、1番大好きなアイドルのデビューが決まっていた朝から一週間。

 

 

夢にまで見た、というよりも、何年も何年も、ありとあらゆる勝手なシミュレーションをしながら待ち望んでいたその瞬間、正直言うと思ってもみない形で突然やってきたな、とじわじわとようやくあの日の朝のことを噛み締めてる。

 

膝から崩れ落ちるとか、涙が止まらないとか、おたくと抱き合うだとか、なんだか勝手にそういう大げさな受け止めを想定していたけど、実際は我が家に泊まりに来ていた同担に、寝起きに朝ごはんの用意していたら「ねぇ、メールとか見た・・・?」と超怖い顔で言われて、半開きの目のままスマホで情報局からのメールの文字をぼやけながら見て知った。

 

この先、元太くんのデビュー知った時のこと思い出す時、パジャマで髪ボサボサでまだ視力も朝のまぶしさに対応しきれていなかったなぁ、などと思い出すんだろうか。

 

 

おめでとうとか、嬉しいとか、それらの感情よりも何よりも、

ユニバーサルミュージック傘下のCapitol Records(米・LA)」

「全世界配信リリース」

アメリカ現地にて調印式」

と見慣れない文字列の情報処理が追い付かず、こんなに殺風景なものなのかとちょっと笑けてた。

 

事実を受け止める暇もなく、軽井沢に向かって(絶賛夏期休暇中で旅行三昧かましてた)WSすらまともに見れず、結局その日は「なんかトラジャの曲サブスクで聴けるようになるっぽいぞ!」みたいな感情で終わってしまった。我ながらあまりにも情緒がない。

 

アメリカに行ってしまったその日から、遠い国の人になってしまった気がしていて、正直その気持ちはずっと拭えなかったし、明言されない目標に、終わりの見えない「待ち」。気持ちが遠のいてしまうかなぁと思ったけど、私にとってはむしろちょうど心地の良い距離感になっていた気がする。

 

現地でAGTをはじめ実績や場数を踏んだり、きっと私たちが知らない想像も及ばない苦労をたくさんたくさん重ね、きっと不安や苛立ちにたくさん押し潰されていただろうし、楽しそうな姿しか見られない、見る余地がない、それが、本当にありがたかったかもしれないなと。

 

歳を取ったからからかもしれないけど「知らないこと」「見ないこと」を大事にしたいと思うようになった。

渡米して、物理的時間的距離ができたおかげで、私が苦手意識のあった好きなもののために「頑張る」を頻繁に見なくて済んだし、感じなくていい窮屈さもなくなった。

 

そういう自分としては良い意味での穏やかさで過ごせていて、たまにの現地での彼らの活躍や頑張りを目にして遠くから(本当に遠くから)応援するのが、こうして老後のように元太くんのことを好きでいた自分にはちょうどよかったのかもなぁなんて思ったりも。

 

ゆっくり、じんわり、「デビュー」という煌びやかな大切な瞬間を心待ちにしたいなと今は思ってる。

 

不思議と?あまり懸念も不安もない。これは綺麗事ではなく。

この時代に即した、デビュー曲がいつでもどこでも手元で聴けるという形も、正直めちゃくちゃ望んでた。誰にでも「元太くんデビューしました」ってシェアできるのは本当にありがたい。

ジャニーズだからいつまでもサブスクで曲が聴けないなんて、そんなイケてないデビューはダサいし「今まで通り」でないことが嬉しかったりしてる。

これからは、トラジャのことはよく知らなくても、サブスクで見かけた「この曲好き」ってトラジャの曲のファンになる人も沢山増えるんだと思うとワクワクする。

 

 

私はずっと“アイドル”が大好きだし、それは今でも変わってない。

ドメスティックに日本のアイドルで生まれ育ったので。

日本のバカデカ市場ありきのアイドル(日本人が好む楽曲やコンセプト)としてデビューしたってもちろん全然嬉しいし、そうなると思ってたよほんの1年くらい前までは。

バラエティーやドラマに出て、気づいたらおじさんになって、映画とかの俳優業やりまくってアイドル業やってたんだこの人?みたいになる元太くんをテレビで見る将来も良いなぁなんて思ってた。

でもそれは「今まで通り」の「従来の正解」を歩いて行ったらの話だし、きっとジャニーズとして日本でデビューしたら例に漏れずそうなっていくんだろうなという確約がある程度想定できる。

 

そこで感じる誇らしさと、「今までとは違う」の誇らしさを、私は比べられない。

 

宮近くんが言う「今までにない形で、想像できないものを僕たちも作っていきたい」の言葉を、不透明で前例がないことへの心もとなさで曲がって受け止めたくないなと思う。

 

当たればビッグチャンスみたいなこと言われてるけど、そんな賭けみたいな言い方されるのはちょっと癪だし、苦労人と称されるのもウルセェと思ってる。

単純に、夢のハリウッドを謳う彼らにとって、ハリウッドにあるレコード会社と契約なんて、シンプルに有言実行しましたが何か?くらいのマインドでいたいし、違和感なくそう思えてる。

名実ともにハリウッドを背負ってしまった自担。

夢のハリウッドという初めてのオリジナル曲を盛大な伏線にしてしまったTravis Japan

 

 

AGTで、ちゃんと現地にも妄想じゃなくTravis Japanとしての存在がドデカ認知度媒体としてセールスにも十二分に使える訳だし、あの時のセミファイナル敗退がこの後じわじわ効いて来るんじゃないかなって個人的には思ってる。

 

 

デビューの発表がされて、正直その事実への喜びよりも、思っていたよりもずっっと多くの人たちからの祝福を感じる時間が嬉しかったみたいなところがあった。

こんな大量のおめでとうにまみれることが、デビューを自分の中に消化させることの何倍も実感があって胸がいっぱいになった。

一斉に一律に情報がみんなに知れ渡ったからこそ、「私たちの応援するアイドルがデビューする」じゃなく「トラジャがついにデビューする」って外部受取りというか、逆輸入みたいな受け止め方できたのも良かったのかも知れない。

 

追い切れない数多の祝福の声に、元太くんが、トラジャが歩いてきた軌跡が、築いてきた信頼や愛が、紛れもなく美しく壮大に花火のように咲いた感じがあって、本当に感動的だった。

 

 

 

松田元太くん、デビューおめでとう。

 

まだ全然実感がわかないけれど、元太くんの歌声を持ち歩けるようになって、ちょっとずつ日常の中に溶け込んでいくTravis Japanという日本で生まれた世界で活躍するアイドルという存在の当たり前を感じた時、きっとふと実感になるんだろうな。

 

ジャニーズJr.の元太くんを応援してきた人生も、元太くんが世界を拠点にして活躍していくことを感じられるこれからの人生も、なんて贅沢なんだろうと感じています。

 

 

デビュー発表があった2022年9月29日、その日向かった軽井沢の素敵な雑貨屋さんで虎の起き上がり小法師に出会ったので記念に我が家に迎えました。

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可愛い顔して、どんなに強くなんども倒しても絶対に転ばない虎です。

 

2022年10月28日、トラジャが全世界に放たれ、新たな一幕が始まるその瞬間を楽しみに、残り少なすぎるJr.担をのんびり謳歌しようと思います。