何気ない今日と云う日

偶然あの日出逢い恋に落ちたよ

震える血が滾るんだ

トラジャ担として過ごすはじめての夏。

Summer Paradise 2018

 

色んな人の色んな想いがそこにはあって、私にとっても大切な夏になったので、しっかりこの事を忘れないように残しておこうと思います。

 

 

3月の横アリ単独公演から、

毎週のYouTubeに、4日ごとに更新されるとらまる、そしてユニットとしてメインバックにつく初めてのツアーYummy!!と、

トラジャ担としてデビューを果たしてから目まぐるしくいろんな場所で7人を見ること、そして知ることができた約5ヶ月間。

 

何も知らなかったメンバーを知ることが出来て、7人が作るトラジャというあたたかい場所に触れる時間をありがたいことにたくさん過ごすことができて、初心者マークつけながらアクセルフルで走り出してしまいそうな、トラジャ担として無意識にちゃんと当事者でいられるようになったな〜と夏が始まる前に漠然と感じていて。

 

 

トラジャのことをあまりに知らなかったせいで、

3月の単独のステージはどこかまだお邪魔させてもらってるという気持ちが少なからずあって。

イントロが流れて会場が盛り上がるタイミングで、全然その空気についていけなかった。元太くんはキスマイのバックにも嵐のバックにもえびのバックにもついていなかったし、当たり前にこれまでトラジャの現場に行っていなかったから、多くの人の中でお馴染みになっている曲が、まだ全然体に馴染んでない。

 

ひとつひとつ、トラジャになったんだって意識的に考えていたし、

少しだけ寂しかったりもした。

知らない過去がありすぎて、

あ、これも知らないな…となる度にちょっとだけチクっとしたり。

 

あの日スワンソングであまりに気持ちが揺れたのには、あの横アリの2時間強の時間の中で唯一と言っていいほど、自分が知ってる過去がそこにあった瞬間で、ホッとする安心感すらあったからだと思う。

 

 

あの頃はそれこそ、トラジャという箱を外から知っていく感覚だったのでまだ少し探り探りな部分が大きかった。

 

 

 

でも、この夏のステージは完全に紛れもなく、

トラジャ担として内側の人間としてトラジャの一員である元太くんを

明確な当事者意識で見ることが出来た。

 

 

5ヶ月、いや加入してからは9ヶ月。

まだたったそれだけでも、共有した時間や思い出があって、

親しみを持ってメンバーだと言える面白くて優しい5人のことを私は知っていて、

だからこそ、ひとつひとつの曲で元太くんを見ている私の視界の中に入ってくる他のメンバーに対してしっかり表情も含めてちゃんと思い入れがあって。

元太くんと松倉くんにたくさんのソロパートや見せ場もあって、

MCが始まれば会話の中で自然とこの9ヶ月間で過ごした時間を感じられる。

 

共感できることがたくさんあること、

誇りを持って自ユニ最高!!!と心から思えることがすごくすごく嬉しかった。

 

 

宮近くんのワードチョイスにじわじわ笑ったり、のえるくんがずっと保育士さんで、しずやは本当に愛らしくて、しめの圧倒的な存在感に、うみちゃんののんびり楽しいラフな空気、全部あぁ〜なんかトラジャだなぁって、好きだなぁって、頑張って意識しようとしなくても私の頭が勝手に癒されてる。

それは5人のことを私が知ってるから。

まだ9ヶ月間しか知らないけど、9ヶ月間はちゃんと見てきたから。

 

5人は元太くんと松倉くんが加入したユニットの人ではなく、

トラジャのメンバーだから。

 

 

 もちろん知らない過去の方がずっとずっと多い。

トラジャはずっとその過去から目をそらさない様にする人達なのかなぁと思った。

常に今に向き合うこと、それがイコール過去を置いてこないことなのかなと。

 

過去に囚われてるって言えばそういう言い方もあるんだと思うし、

全ての人にとって、それは肯定的な目を向けられることじゃないんだってことは痛いほど伝わってきてる。

 

 

初日、ガイズで客席にC&Rを求められた時、

「あ、これって言っていいのかな」と思ってしまう自分がいた。

なんだかそれを言ってしまうことが、たくさんの人の大切な過去に踏み入れちゃいけない足を踏み入れてしまう様な気がしたから。

PLAYZONE」としっかりと歌詞の中に刻まれた過去をPLAYZONEを知らない私が、

誰かの大切な過去に今としてその言葉を被せていいのか分からなかった。

 

だけど、彼らにとって、

過去を置いてくるのではなく、2018年の夏にTDCで「2018PLAYZONE」と叫ぶことが、トラジャとしての今を体現することだったのかなとも思えて。

踊ること歌うことを通して、私たちともそうして色んなことを共有しようとしてくれているのかもしれない。

 

簡単に選んだ曲じゃないことくらい誰だって分かる。

 

過去を大切にしないんじゃない、大切な過去だからこそ、彼らが今の私たちに魂を込めて呼びかけてくれるあのC&Rに色んな想いを乗せてくれてるんだと思ったら、その想いに応えないなんて選択肢はない。

 

何回叫んでも過去は過去のままかもしれないけど、

じゃあ今を過去ときっぱりと切り離すことなんて出来ないんじゃないかなと思うし、

一幕を無視して別物として二幕を見せろなんて酷だと思う。

 

 

私はその過去を知らない側で、

もしこれが3月だったらそれこそポツンと置いてけぼりにされたかもしれないけど、

今は自分が自信を持ってトラジャ担だと言えるからこそ、

知らない過去を押し付けられてるとも思わなかった。

 

ONEDAYと夜の海をTravis Japanの単独のコンサートでやることを、

7人で直々に光一くんに頭を下げに行くくらい、

彼らには過去を7人で背負う強い意志と覚悟がある。

そんな彼らが選んだ今を否定や拒否だけは絶対したくない。

 

 

 急いで別のものになろうともがかなくても、今はいいんじゃないかな。

って思ったらダメかな。

 

 

この9ヶ月でわかったことは本当に本当に優しい子たちなんだなということ。

きっと、私たちファンの気持ちも考えすぎてしまうんじゃないかなと、

少し心配になってしまうくらい彼らは優しい。

望まず変わらなければならなかったことが沢山あって、

ファンのみんなを不安にさせてしまったとまで言う様な彼らが、

一生懸命考えに考え抜いてきっと今のTravis Japanのステージがあって。

 

変わらなければならなかった過去を、

決して暗いもののように語らないし見せない、少なくとも後から加わった私には。

微力でも私に背中を押してあげることが出来るのであれば、

彼らが選んだ今のTravis Japanのステージを全力で楽しむことなんじゃないかなと思う。

 

 

松倉くんや元太くんが言っていた、トラジャとして過ごす最初の夏。

TDCでの単独公演という贅沢すぎるステージ。

平成最後の夏に過ごすことができた最高の一週間、

楽しくて嬉しくて、そして何よりもこんなに箱として愛おしいと思える、

優しくて強いトラジャを大好きにならせてくれたこと、

これからもっともっとこの子たちのステージを見たいと思わせてくれたこと。

 

一緒に、置いていかないよ、と手をとってくれるような、

そんな優しい彼らにはこれからも、もっともっと素敵なあたたかいステージが作れるに決まってる。

だから、今、7人で迎えた初めての夏に、

彼らが差し伸べてくれた手を私はちゃんと握り返したいなと思った。

 

色んなもの抱えて一気に綺麗に清算しようなんて無茶だと思う。

だから一つ一つ少しずつ、彼らなりのやり方でこれからを作って行ってほしいと思う。

 

 

 

俺はこんなもんじゃねーと

震える血が滾るんだ 

限界なんか壊して 遠くへ

限界なんか壊して 遠くへ

限界なんか壊して 遠くへ

金の鬣揺らしてガオー!!!!!!!

 

 

一緒に踊ったこの曲に、

優しい7人の底知れぬパワーと想像も出来ないようなでっかい未来を感じました。

 

 

忘れられない夏をありがとう。

この先の秋も冬も、その次の春も、そして必ずまた夏も、

一緒にTravis Japanの素敵なステージを見せてください。