何気ない今日と云う日

偶然あの日出逢い恋に落ちたよ

渡米雑記

私は頭の中のぐちゃぐちゃを整理整頓するために文字への出力が効果的な人間なので、一旦将来の自分のためにも今の自分のためにも、この混沌とした頭の中をどさーっと残しておきたい。

 

Travis Japanの無期限アメリカ武者修行について。

 

 

個人的に、ロスで修行するとかそんなことはどうでもよくて(よくはないが)、というか留学して沢山の刺激や経験を得ること、それ自体には全く後ろ向きではないし、むしろとても貴重で財産になるとちゃんと思ってる。

 

これが2年前とかに発表されてたらもっと受け止め方や感情は違ったはずで。

何に一番納得がいかないと聞かれたら「今であること」にだと思う。

 

そもそも元太くんは昔、よくアメリカに行きたいということを口にしていたし(アメリカ人の血が流れている時期(※本人談)もあったくらいの人)、アメリカに留学していたお母様の影響で行ってみたいという気持ちは本心だったと思ってる。

だから、元太くんが間も無く23歳、アイドルのお仕事をしていなければ社会人一年目を迎えるような、人生の岐路にもなり得る年齢になるようなこの時期に、アメリカという大きな地にある程度まとまった期間身を置ける経験は、元太くんの人生においてものすごく素晴らしい時間の1つになると思って、は、いる。

 

ただ、同時に強く強く感じていることは、今この時期に日本から離れることで失う代償があまりにも大きいのではということ。

 

 

主演を務めた「君が落とした青空」はエンドロールにジャニーズ事務所の関係各所の企業名が登場しない完全外部仕事だった。

演技とかは見ずに、監督が直々にキャスティングしてくれたと教えてくださったので、事務所の人間が取ってきた仕事とは訳が違ったらしいし、今回共演した福本莉子ちゃんは今を時めく次世代の推し女優で、福本じゃない方の莉子ちゃんはゴールデンのドラマや映画にも引っ張りだこの人気者、板垣瑞生くんは若手の実力派で絶対この後しっかり俳優としての道を進んでいく人だし、横田真悠ちゃんも大衆メディアで広く大きく名を立たせている、監督も言っていたけど、これからの映画界を背負っていくことが過言にならない面々が集結させられた、ポテンシャル映画っぽいなと思ってた。

 

つまり、何が言いたいかというと、今回の君が落とした青空の映画主演という大きなチャンスは、元太くんにとって次のチャンスへのこれ以上ないロイター板になった自信があった。映画の主演を務めたという箔がちゃんとつくジャニーズの若手は、売れっ子でも一握り。

 

そして同時期に、ジャニーズJr.として1つ登竜門となる大きな肩書きJr.大賞1位の称号までも手に入れた。

これからメディアに出る時のプロフィールを日々着々と仕上げていっていたと思っていたこの数ヶ月間だったので、渡米の発表で正直頭は真っ白になった。

 

 

人はあまり待つことが得意ではない。

それはもちろん私のことではなくて、この大露出期間で一度でも元太くんを目にしてくれた、多分思っている以上に大勢の人。これまで元太くんのファンをやってきた期間のなかでこれほどまでにHDDを地上波番組でパツパツにしたことはない。

 

「あ、この子ジャニーズの子なんだ」と思って顔を見てもらえることがどれだけ大きいか。この数ヶ月間で元太くんの顔や言葉を認識してくれた大勢の人たちは、多分もうスパンの短い次回がなければ記憶の反芻ができないまま、そういえばそんな子、見たことあるかも、誰だっけ、と儚く忘れてしまう。

それが、本当に本当に悔しい。

 

こんなに色んなことが物凄い勢いで消費され流動していく時代に、今、この瞬間をものにしていくことがどれだけ大切か。

 

正直私は元太くんのことしか知らないので、他のメンバーにとっての今、この瞬間の渡米については何もわからないけど、とにかく元太くんにとって、この時期に日本の活動を休止することは、舞い込んできたかもしれない大量のチャンスを逃してしまうことにしか思えなくてものすごく辛くなってしまう。

 

「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、今だと思ったことは絶対に先延ばしにしたらダメだ。そんなことは元太くん本人からも何度も実感させられた。

 

SHOCK出演を機に決まった主演舞台だってそう、今トラジャでいることだってきっとそう。昔からずっと言い続けているけど、元太くんは必ず1つのお仕事をそれで終わらせないし、近くにいた人の心にちゃんと残り続ける人だ。三宅くんが歌舞伎で共演した後に雑誌で元太くんのことは記憶に残ってるとわざわざ口にしたり、人を虜にさせることが本当に上手な人。

だから、露骨にしていなくても自然と人に好かれて愛される魅力的な人。

 

何が言いたいかというと、そんな天性の人を魅了する力を持っている人が日の目に当たらない「修行」のために、広く大きいメディアに出たことで得た人脈や次への布石を含めた日本での活動を断つことのメリットが、現時点で失うものより大きいとは思い難い。

 

「成長する」「技術を磨く」「大きくなる」という形のない目標を掲げ「それまで帰ってくる予定はない」と何1つ明確じゃないもののために頑張る日々はしんどくないだろうか。

いくら仲が良いとはいえ、すでに自分の財力で自立して生きていける大人が、共同生活を急に始めることがどんなにストレスフルで気持ちを擦り減らすだろうか。

 

ただただ、アメリカで過ごす短くはないであろうその時間への不安や懸念が次々に浮かんできてしまう。

 

長い時間をかけて、決して楽ではなかったジャニーズJr.としての元太くんの活動の中で、今が一番、元太くんが口にする「夢」に近づいていたと思う。

 

頭ではなく、体や感覚で得た経験や勘を自らの強さに変えていく人だからこそ、こうして積み上げ、目指してきた、”芝居”という、喉から手が出るほどに欲しくてたまらなかったものに対する実績を、形に残すような時間をもっと日本で培って欲しい、と思ってしまう。

 

留学を経て恩返しをしたいと言ってくれたけど、あなたが今、成し遂げ、そして次に進もうとしている姿こそがこれ以上ない恩返しになっていたし(大前提として私個人は恩返しをされるために応援していたわけではないのだけど)、物凄く贅沢で見たこともない素敵な景色を毎日見せてもらえていた。

 

私はTravis Japanのファンである以前に松田元太くんというジャニーズJr.のファンだからこんな風に思ってしまうのかもしれない。もし、Travis Japanの元太くんを応援しているのだったら、この武者修行渡米にもっとウキウキしていたのだろうか。

数日間、ない人格を探してみたりしたけど、結局戻ってくる場所は必ずこの霧がかかったような湿っぽい気持ちだった。

 

日々悶々と明確なものが自分の中を通り過ぎて行かず、ずーっと進まない渋滞の高速道路に並んだ長〜〜〜〜〜い車の列が頭の中にあるみたいな感覚。

 

 

 

 

「いってきます」という背中には「いってらっしゃい」という言葉しかかけられない。

 

でも、私が近い将来に元太くんにかけてあげたかった言葉の中に「おかえり」の想定はもうなかった。

もう、どこか遠くへ行ってしまうかもしれないなんてことは二度となくていいと思ってた。

 

 

 

しばらく私の気持ちは地に足をつけられないんだろうけど、数年後の自分がこのブログを読んだ時に「なんか大げさに落ち込んでたな」と笑える日が来れば良いと思ってる。

 

 

どうかどうか、心と体が健やかでいられますように。

沢山の大切な出会いや経験で日々が彩溢れるものでありますように。

 

私が今精一杯願えることはこれだけ。

 

結果が出ないから失敗じゃない。

何かを成し遂げなくたって失敗じゃない。

 

意外でもなく、元太くんは全然自分自身を甘やかせないので、形のないものに向かう日々が苦しくならないか、それだけが気がかりです。

 

日々のどんな小さなことでも、必ずそれは元太くんの糧となっていることを忘れないで、広い世界でキラキラした素晴らしい景色が元太くんの目に沢山映れば良いな。

 

 

ずっとずっと待っているし、大好きだし、離れるなんてそんな馬鹿な心配をされては困るのでね。そんな簡単に離れるなんて生易しい存在じゃないこと、ちゃんと元太くんも覚えていて欲しいです。

申し訳ないけど当方は一生をかけて元太くんを応援する化け物なので。

 

 

 

いつか日本で会える日に、晴れやかでキラキラ輝く大好きなくしゃくしゃの笑顔を見れることを楽しみに。

いってらっしゃい!