何気ない今日と云う日

偶然あの日出逢い恋に落ちたよ

ここでひとつ虹になれ

2022年初春公開、映画「君が落とした青空」。

松田元太くんの銀幕デビュー作&初主演作品。本当に本当におめでとう。

happinet-phantom.com

 

 

この数年間、個人的に一番待ち望んでいたかもしれない、元太くんの映画出演という夢を、まさかの主演という形で叶えてもらったことが嬉しすぎて、今はまだ全然夢見心地だし、来年の春に出会える元太くんが演じる修弥のことをあれこれ考えて、ずっと鼻歌をうたってしまってる。これぞまさに浮かれてる。

 

 

早速、櫻いいよさんの原作を拝読したので、感想と映画への夢と期待を込めて、今ほかほかしているこの気持ちを残しておきたいと思う。

 

 

 

 

 

※以下ネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ――――――――

付き合い始めて2年が経つ高校生の実結と修弥。気まずい雰囲気で別れたある日の放課後、修弥が交通事故に遭ってしまう。実結は突然の事故にパニックになるが、気が付くと同じ日の朝を迎えていた。何度も「同じ日」を繰り返す中、修弥の隠された事実が明らかになる。そして迎えた7日目。ふたりを待ち受けていたのは予想もしない結末だった。

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冒頭、元太くん演じる修弥という主人公の男の子がトラックに轢かれるという交通事故に遭う場面から物語はスタート。短い冒頭部分では修弥の生死についての描写はされておらずだけど、察するによくない結果なんだろうなというはじまり。

 

事故は、実結と修弥が映画を観に行くデートの途中、ギクシャクした雰囲気の中で突然修弥に予定が入り、デートをドタキャンして帰ってしまうシーンで起きてしまうわけなんだけど、あらすじにもある通り、交通事故で修弥が重篤な状態になってしまって実結が呆然とするシーンをきっかけに、夢から覚めるように、また同じ日の朝に実結がタイムリープするという流れ。

 

実結と修弥のカップルがそもそも倦怠期のような、ときめきキュンキュンカップルではないところから始まるわけなんだけど、伝えたい想いを素直に伝えられないもどかしさが生んでしまった勘違いから始まる2人のすれ違いが、同じ日を何度も何度も繰り返すことによって、自分とも相手とも向き合いながら、誤解や秘密を知るにつれて、お互いが相手を思いやる気持ちに気付いていくという、感情の描写が細かく丁寧に描かれている作品だった。

 

実結から見える修弥という人物像が、高校生の狭い狭いコミュニティを中心に描かれていて、高校生特有のスクールカーストとか、クラスや学年の中でのポジションとかがなんともリアルでくすぐったかった。

 

修弥は特別イケメンとか、秀才とかスポーツ万能とか、そういうスペックは持ち合わせていないけど、その性格と人柄が誰からも好かれるような、いつもクラスの中心にいる人気者。

 

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以下、本文から引用した実結が語る修弥の人物像。

 

いつも前向きに考えるところや、明るいところ。よく周りを見ているところ。

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明るく場を盛り上げる性格、楽しいことにはすぐに飛びつく行動力。

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知ってるな、こういう人‥‥

私の好きな人にそっくりだな‥‥松田元太くんていうんですけど‥‥

ちなみに松田元太くんは特別イケメンでスポーツ万能でもあるわけなのだが‥‥

 

 

一回本を閉じて深呼吸して天を仰いで、冷静になるために適当に過去のトラジャのYouTube再生したんだけど余計に修弥みたいな人いて困って床に大の字になった。

 

というくらい、修弥というキャラクターがあまりにも元太くんの人柄にドンピシャの男の子でびっくりした。

 

 

初めてスカッとジャパンに出演した時の北里優也くんも、クラスでみんなに囲まれてたな‥もう本能的に人間という生き物は元太くんにクラスの人気者を重ねがちなんだよなきっと‥

 

この世の初恋全部集めましたみたいなアイドルを好きになっちまって俺は‥‥

 

 

とにかく、あまりにも修弥に元太くんを重ねることが容易すぎたので、物語を読み進めれば読み進めるほど、修弥の台詞がリアルに元太くん本人の声で再生されてしまって、全然私の頭の中では、松田元太くん主演の「君が落とした青空」が2021年9月にロードショーされたわけなんだけども。

 

細かい原作の中身はこれからまた何度か読み直したり、ドキドキした気持ちでいたいのでここでは詳細は触れないようにしようと思うんだけど、この作品、いくつかはっきりしないまま終わる物語のパーツがあるような気がした。

そこが実結の不思議な体験をより現実なのか非現実なのかふわっとさせている部分になるんだと思うんだけど、読んでいて途中から読み手側も、第三者目線で実結を見ていたはずなのに、実結が行き来する時間軸の中に迷い込んでしまうような没入感で、タイムリープパラレルワールド?夢?と不思議な気持ちに陥って面白かった。

 

 

修弥という男の子は、結構感情の起伏が激しい男の子のに描かれていて、喜怒哀楽の色んな表情が文字だけでもカラフルに目に見えたので、元太くんが演じる修弥がどんなキャラクターになるのかがすごく楽しみになった。

 

歌でもダンスでもそうだけど、元太くんは元々あるものを自分の中に落とし込んで、噛み砕いて、自分だけの形に昇華させるのが自然で素敵な表現者なので、元太くんがどういう風にこの作品の修弥という男の子をこの世に生を与えさせるのか、ものすごく興味がある。

 

松田元太くんというフィルターを通して出力される、表現や作品、感情や台詞、その場の空気、全てがとっても魅力的であることを、この作品を通してさらに沢山の人に届く場所になればいいなと思う。

 

監督が元太くんを修弥として作品に迎えてくれた言葉にものすごく感動したので以下公式インスタからの投稿を一部引用。

 

松田元太くんは、修弥役を探している時に、直感的に俳優としての魅力を感じました。衣装合わせの時、スタッフ一人一人に笑顔を見せて場を盛り上げようとする姿を見て、元太くん自らが持っている人を元気にさせるパワーを大切にしようと思いました。松田元太くんが演じたからこそ、学校の人気者でも実結に誠実であり続ける心優しい修弥が生まれました。

https://www.instagram.com/p/CTVq6uOBE2Y/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

 

アイドルとして、これまでお芝居というものに特別心を奪われていた元太くんに、修弥というキャラクターがやってきてくれたこと。

何万回も言っているけど、元太くんはいつも周りにいる大人たちをその人柄で魅了して気付いたら虜にさせてしまう、自分のチャンスやステップを、強引にではなくポンと引き寄せてしまう人、まさに今回もそうやって、ひとりの松田元太として評価される姿が、まだ何も作品を見ていないのにとても誇らしくてたまらない。

 

 

お芝居のために、沢山勉強したり、プライベートの時間を削って大きな夢のための努力を惜しまない、そうして長い間貪欲に自分のやりたいことに素直にまっすぐに向き合ってきた、元太くん自身が掴み取った大切なチャンス。

元太くんの笑顔のように、明るくそして澄み渡るような青空のような作品として、沢山の人の心に温かさを残す、そんな素敵な映画となりますように。

 

 

ちょうど示し合せたかのように、映画の情報解禁翌日に公開された+81のLove so sweetの歌詞が、あまりにもこの作品にリンクしていて、キラッキラの笑顔で踊る元太くんの姿と修弥と雨が上がった真っ青な空をが重なるように、私の胸に虹をかけてくれたので、これもまた何かの運命なのかなと(なんでもエモくなってしまうターンの人)

松田元太くんというこんな好きなアイドル、そして俳優に出逢う季節二度とない‥‥何度でも出逢いたい‥‥光ってもっと最高の元太‥‥

 

 

 

修弥が、そして元太くんが大切にしている、「楽しむこと」。

これから私自身も今まで以上に胸に刻みながらわくわくする日々を過ごしたいと思う。

 

 

 

 

またひとつ、私たちに夢のような夢を見させてくれてありがとう。

 

そして、本当に本当におめでとう。